2017.11.27
連載企画「私福の一品」あなたの私福の一品をご紹介下さい。
気に入っている一品、気分がアガる一品、楽しい想い出の残る一品…など、あなたに“福”をもたさせてくれる一品を自慢する企画です!
vol.1は有難屋マガジン副編集長 ハヤシナオタケ さんです。
25年ほど前に東郷神社で開催されていた「東郷の杜能美の市」(現在は終了)で購入。
当時、東郷神社の「東郷の杜能美の市」は度々行っており、様々な骨董品を入手しましたが、その中でもお気に入りの一品です。3つの茄子と3枚の葉で構成された意匠。実際の茄子と同等の大きさで、高さ13センチ、直径10センチ。鉄製となります。上部のヘタの部分を外すことが出来、そこから香を出し入れします。
下ぶくれでボッテっとした形状が可愛く、茄子の質感もリアルに再現されている所に一目惚れしました。
当時駆け出しのデザイナーだった私は勿論給与も少なかったのですが、一目惚れして即決購入です。当時で58,000円と高額だったのを覚えています。ただ、未だこの香炉を超える逸品には出会えていないので、この時に買っておいて本当に良かったと思います。骨董品もご縁です。
この香炉でお香を焚く数分間は、駆け出しのデザイナーだった頃の記憶に戻させてくれます。香りは記憶をリアルに甦らせますね。まさくしく、時を超えた至福の一時であり、私福の一品であります。
有難屋マガジン副編集長を務めながら、本業はグラフィックデザイナー。サスガ代表。企業や商業施設等のロゴデザインを手掛ける。
また、日本屈指の御守りコレクター&コーディネーターであり、テレビ、ラジオ、雑誌等で活躍中。2017年12月19日「御守りの本(ワールドフォトプレス)」発売予定。
サスガ:sasugadesu.com
オマコレ:omacolle.com
ありがたや〜