2018.02.21
タイトル画像のかわいらしい看板が目印。
少しずつ寒さが緩み、風の中に春の空気が混じるようになりました。
こんにちは。有難屋マガジンのとみーです。
今回は、世田谷区・深沢の「ことり珈琲店」をご紹介。
入ってすぐの左手、レジの隣にあるのは大きな鳥かご。
ここで暮らすのはFacebookにも登場する白文鳥のヴァルちゃんと、シルバー文鳥の銀ちゃん。
文鳥を直接見たのは初めてで、写真よりダイレクトに、目にかわいらしさが伝わってきて、心が震えました…! SNSのタイムラインで、鳥の中でも特にたくさん文鳥の写真を目にすることも納得。店内では時折響くピチチ…という2羽のさえずりを聞きながら、ゆったりとくつろぐことができます。
ヴァルちゃん(左)と、銀ちゃん(右)。
文鳥は、もちもちしたシルエットがほんとうに愛らしい。
ひとりで切り盛りされているオーナーが、このお店を開いたのは2015年。
鳥だけでなく北欧の国々も好きで、さらに喫茶店という空間も好きだったことが「ことり珈琲店」を始めた理由とのこと。ここはまさにオーナーの「好き」が、ぎゅっと詰まった場所なのです。
そんなオーナーの「好き」から生まれたこだわりが、店内のあちこちでキラリと光ります。
北欧風シナモンロール(税込200円)と、コーヒー(エチオピア・税込580円)。
メニュー表(右上)にも、文鳥のイラストが。
「ことり珈琲店」のいち押しメニューは手づくりの「北欧風シナモンロール」。シナモンだけでなく、カルダモンが入っていることが珍しいポイント。カルダモンは北欧ではかなりポピュラーで、北欧の人にとっては故郷を感じるスパイスなのだそう。
お菓子のように甘いイメージのあるシナモンロールですが、このシナモンロールはやさしい甘さとカルダモンのさわやかな香りのおかげでさっぱりとおいしく食べられました。ハンドドリップで丁寧に淹れてもらえるコーヒーとの相性もばっちりです。コーヒーは豆の産地で選べるほか、「3種類のブレンド」というオリジナルの味も。メニューには手作りクッキーやスープなども揃えられているので、お腹の空き具合や気分にぴったり合うメニューに出会えそうです。
「どこを向いてもどこかに鳥が…」と思うくらい、店内のあちこちに鳥の姿が。
鳥好きとしてたまらなかったのは、店内のあちこちに置いてある鳥モチーフのインテリア。レジの横、机の上、天井近くの壁、お手洗いの蛇口にも(!)、ときにはさりげなく、ときには堂々と鳥が視界に入ってきて、ついつい店中を見渡してしまいます。特にわたしの心をつかんだのが、天井から下がっていた鳥かごのランプシェード。
ちょこんと留まる黄色い小鳥がポイント。
店の奥の照明になっています。
鳥に限らず動物モチーフというと「こどもっぽい」という印象があるかもしれませんが、ここにあるものは、北欧雑貨も置かれた店内の落ち着いた空気に合ったものばかり。訪れた際にはぜひ、「ことり珈琲店」ならではのインテリアも楽しんでみてください。
鳥をモチーフにしたポストカードや、北欧雑貨をじっくり見られます。
記事冒頭、私が「ことり珈琲店」を知ったきっかけを「作家さんのSNS」と書きましたが、店内ではそうした作家さんによる「鳥」や「北欧」をテーマにした絵のポストカード、缶バッジといった雑貨やアクセサリーを購入することが可能。これらが置いてあるのは会計や飲食のスペースから少し奥に入ったところなので、ゆっくりとお気に入りを探せます。
私もあれこれ迷った末に、ポストカードを2枚購入。作家さんの作品は普段手に取れる機会が少ないので、こういう場所はありがたいです。
ことりと、北欧と、喫茶店が好きなオーナーのこだわりが詰まった「ことり珈琲店」。「好きなものがまったく同じ!」という方はもちろん、この3つの中の、どれか1つでも好きな方にもおすすめしたいお店です。自分が好きなものの魅力を思いきり実感するだけでなく、その隣にある自分が知らなかった世界の魅力を知る、ありがた〜いきっかけになるかも。春に近づく季節、お散歩しながら「ことり珈琲店」を訪れてみては?
(とみー)
営業時間:9:30〜17:30
定休日:水曜+不定休
Facebookページ:https://www.facebook.com/kotoricafe2015/
所在地:世田谷区深沢1-12-3 ハクガ荘1F 左
東急東横線自由が丘駅(正面口)から徒歩約20分
またはバス(系統番号:自01/自02/自11自/12)で「自由が丘駅」乗車「等々力七丁目」降車(乗車時間約8分) 、バス停から徒歩約2分
ありがたや〜