2017.12.06
小籠包に魯肉飯、夜市での屋台めぐりにマンゴーかき氷…。台湾の旅といえば食べ歩きですよね。
今回は、旅行中つい欲張って食べ過ぎてしまった人にも有難い、酸っぱおいしい白菜の漬物鍋をご紹介します!
こんにちは、有難屋マガジンのN川です。
女友達5人で1泊2日の弾丸台湾旅行に行ってきました。
困ったのは「昼間買い食いし過ぎてお腹いっぱい〜」「私、辛いもの苦手」「いいや、まだまだガッツリ食べる!」と夕飯に何を食べるかなかなか意見がまとまらないこと。
そんな私たちが選んだメニューは酸菜白肉鍋(スヮンツァイバイローグォ)。
白菜の漬物とお肉がメインのヘルシーな鍋です。
これなら、お腹の空きスペースが少ない人もたくさん食べたい人も量を調整しながら食べられます。
目指すお店は、台北のMRT松江南京駅から徒歩3分ほどの「四平小館」。
日本人が利用するホテルや飲食店が多い中山駅の隣で、MRTの2路線が交差する便利な場所に位置しています。
店内では、何組かの台湾ファミリーがワイワイ賑やかに鍋を囲んでいました。
鍋の大・中・小さえ選べば、スタンダードな具が入った状態で出てくるので注文は簡単。
後から気に入った具を追加することもできます。
本当は豚バラ・羊・牛の中からお肉が選べるはずなのですが、私たちのテーブルを担当してくれたお兄さんは問答無用で豚バラを出してきました。
ちょっと羊肉にも興味あったんだけどな〜。
面白かったのは、フロア内に調味料スペースがあり、にんにくやゴマだれ、山椒、ネギ、海老油などを調合して自分好みのタレを作れること。
台湾の火鍋屋さんはこのシステムが多いとのことですが、これなら、こってりダレで豚肉をガッツリ食べたい人も、辛〜いタレにチャレンジしたい人も、白菜の酸っぱさをそのままさっぱり食べたい人も満足できるではないですか。
シンプルなベースの味が、タレと薬味次第で大化けするのがこの鍋の醍醐味。
しかし、あまりにさっぱり感を求め過ぎた私たちは、初回のタレに酢を入れ過ぎ、ほぼ全員が失敗していました。
白菜の漬物の鍋でベースがある程度酸っぱいので酢の入れ過ぎには、くれぐれもご注意を。
胡麻油プラスにんにくとネギたっぷりというのが私のおすすめです。
いろいろ混ぜて好みの味を作れる
酸っぱい白菜の漬物と、甘みのある豚バラは素晴らしい組み合わせ。
白菜はドイツの漬物・ザワークラウトに近い風味で、豚肉と合わせていくらでも食べられそうです。
台湾には素材としての豚肉がおいしいというイメージがこれまでありませんでしたが、こちらのお店の豚バラ、本当においしかった!
お兄さんが問答無用で豚バラを持ってきたのって、やっぱり、豚に自信があったからなのかな。
お肉と白菜の他にも、凍豆腐や小さい牡蛎、日本ではあまり見ない葉物野菜など、
鍋の中にはバラエティ豊かな具が入っていました。
鴨血と呼ばれる鴨の血を固めたゼリー状の具は、強烈な見た目ながら案外クセはなく食べやすい。
韓国にも、ソンジと呼ばれる牛の血を固めた食材がありますが、日本にはあんまりこういう食材、ないですね。
こういう食材を体験できるのも、旅ごはんの楽しいところです。
野菜をたっぷり食べて、お腹いっぱい。
お値段は大で2,000元弱、中で1,500元弱、小で1,000元しないぐらいでした。
さっぱり食べたい人も、ガッツリ食べたい人も満足できる旅ごはん、あー、本当に有難かった!
(有難屋マガジン・N川)
デザートのフルーツもフレッシュで美味
【アクセス】MRT松江南京駅徒歩3分
【営業時間】昼11:30~14:30 夜17:00~22:00
【住所】台北市中山區四平街45號
ありがたや〜